前浜の海岸清掃をしました!🏝

こんにちは!E-Lab代表のケイです。

今年も残すところあと1ヶ月、あっという間に一年が過ぎますね。
口永良部島も長い夏が過ぎ、秋をすっ飛ばして、冬に入ったと思わせる気候が続いています。

さて、今回は12/8(日)に、口永良部島の玄関口、本村集落の前浜のゴミ清掃をしました。
その活動の様子がこちらです。


今回清掃する前の写真です。

前回この場所の海岸清掃をしたのは、3月でした。

その時ピカピカにした前浜でしたが、それから台風が来て、またたくさんの漂着物が打ちあがっていました。。(泣)

特に、海岸に自生している草木に引っかかるようにして、たくさんのゴミが密集しています。

ペットボトルや漁業用のブイが目立ちますね~

中には紫外線で劣化していて、つまんだだけでバラバラになるプラスチックもありました。

粉みたいに散ってしまうと実質回収できなくなるので、恐る恐るつまみながら袋に入れていきました。。

ゴミ袋に入りきらないゴミもたくさん転がっています。

袋に入りきらない分は、島からゴミを搬出する用の大きな袋に直接入れていきます。

今回3人で2時間集めたゴミがこちら!

多いですね~!

清掃活動する前の下見ではそれほど目立たず、(あれ?今回のゴミは少ないかな~)と思っていると、実際には拾いきれないくらいのたくさんのゴミがありました。

今回の大物は、左下のデカデカ発泡スチロールでした(笑)
大人一人分くらいの大きさです。(体重はめちゃくちゃ軽いですが笑)

そして、1000リットル袋(トン袋)に入れてみると、3袋になりました!

2024年は海岸清掃を計4回実施できました!

参加してくださった皆さん、本当にお疲れ様でした。

次回の活動は、毎年恒例の「門松作り」です。
子供たちも一緒になって、島で採れる材料でオリジナル門松を作ります。

それではまた次回をお楽しみに!


活動後記

ここからは少し、溢れたケイの気持ちを書いていきます。

僕が口永良部島に来て、4年が過ぎました。
大好きになった島の海岸に、ゴミが散らばっているという状況が悲しくて、昨年から仲間と協力して海岸清掃を始めました。

回収しても回収してもまたすぐに打ちあがってくる海岸漂着ゴミ。
「いつになったら無くなるのだろう?

とは、もう考えないようになっていました。
だってどうせまたゴミが浜に打ちあがってくるんだから。

・前浜と同じく口永良部島の玄関口の海岸線(2024/10/3撮影)

顔も知らない誰かの悪意(まわりまわって、便利な生活を享受している自分が原因かもしれません。。)によって生まれた漂着ゴミというマイナスを取り除き続けることに嫌気がさして、今年、E-Labで「漂着ゴミから花を咲かせるアップサイクルプロジェクト」に取り組みました。

ささやかなプロジェクトだけど、マイナスからゼロに戻るだけでなく、プラスに転じる活動を通して、そんな悪意を少し優しく受け止められた気がしました。
だから、アップサイクル活動をもっと取り組みたいと思い、色々と調べてみました。

わかったことは、海岸漂着ゴミとなったプラスチックの再利用は結構難しいそうです。

というのも、プラスチックにもいろいろ種類があって、
・ペットボトルのポリエチレンテレフタレート(PET)
・熱に強いポリプロピレン(PP)
・水道管に使用されるポリ塩化ビニル(PVC)
などなど、漂着ゴミには様々なプラスチックが混じっています。

これらはそれぞれ特性が異なっていて、耐久性や耐熱温度が違うだけではなく、中には生成過程において有害となりうる物質を使用している例もあります。
(参考)https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kigu/topics/080707-1.html

漂着ゴミを細かく刻んで加熱し、新しいプラスチック製品に作り替える例がありますが、異なった特製ゆえに、耐久性のある物や直接食品と触れる物の製造が難しかったりと、課題が残ります。
(参考)https://buoy.stores.jp/faq

ただ、海洋ゴミの問題は地球規模で、多くの人がその課題解決に取り組んでいます。
その例は枚挙に暇がありません。

E-Labはこれから先も、終わりを願いながら海岸清掃を続けていきます。
だからこそ、その過程をみんなで楽しんで取り組めたらいいな、と思っています。

来年はどんなプロジェクトに取り組もう。。。
そんな悩みに頭を抱えているケイから溢れた気持ちでした。。

終わり

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