こんにちは!E-Lab代表のケイです。
8月3日(土)には、前回6月の活動から取り組んでいる、『海洋ゴミから花を咲かせるアップサイクルプロジェクト』の2回目の活動、エラブツツジの苗木準備をしました🌱
『海洋ゴミから花を咲かせるアップサイクルプロジェクト』
E-Labが2023年から取り組んでいる海岸清掃。今年はゴミを集めるだけでなく、そこから新しい価値を生み出したいと思い立ち、漂着ゴミのブイをフラワーポットに加工して、口永良部島を象徴するエラブツツジ(マルバサツキ)を植えて、島内に飾ることを目標としたプロジェクト🌸
*アップサイクルとは・・・ゴミとして処分されるものに新しい価値を加えて再利用すること。単純に再利用するリサイクルとは異なる。
エラブツツジは、島内のいたるところに自生していて、そこから枝を挿し木用に20cmほど切りとってきます。(島内は屋久島国立公園区域なので、株ごと掘り起こすことは禁止されています)
葉っぱが虫に食われてたりするので、元気そうな枝を選んであげるのがポイントです。
挿し木をする時期は、梅雨がベスト。だけどタフな植物なので、しようと思えばいつでも挿し木にできるみたいです。
このあと数か月間水やりをしながら、挿し木から根が出てくるのを待つんですが、約半分ほどしかうまく発根しないそう。なので予定の倍、30本ほどを挿し木用に頂戴しました。
挿し木が準備できたら、発泡スチロールを苗床として、発根するまで育てます。
余分な水が抜けるよう発泡スチロールの底に穴を空け、鹿沼土(大粒+細粒)を敷き詰めていきます。
アロエの果肉を挿し木の切り口に塗ると、消毒&発根促進剤の代わりになるようで、島に自生しているアロエを採ってきてたっぷりぬりぬりしました。(島で園芸に詳しい人に教えてもらいました。)
エラブツツジの赤ちゃんがたくさんでかわいい~🥰
これで苗木の準備は完了です!思ったより早く、簡単でした。
あとは根っこが生えてくるまで数か月間、日陰で水やりをするだけです。
これでほんとに大丈夫?枯れないかな?という不安を抱きながら、教えてもらった方法を信じて、毎日様子をみていますが、今のところ葉っぱもみどりみどりしていて、元気そうです。
このツツジの赤ちゃんが元気に育って、来年6月に集落内のいたるところで花を咲かせてくれた嬉しいです。(小さな苗木でも、花を咲かせてくれるようです。とってもエネルギーを使うと思うので、本当に強い植物なんですね。)
このツツジが成長して、フラワーポットに収まりきらなくなってきたら、今度は道路脇に植えてみんなが楽しめるようにしたり、山に戻す活動をしたいなと考えています。
これまでは一回一回で完結する活動をしていたE-Labですが、今回の活動は、将来に繋がっていくプロジェクトなので、いち島民としてもすごく楽しみにしてます。
次回は、ついに集めた漂着ゴミのブイでフラワーポットを作る活動です!
子供たちを交えながら楽しい植木鉢作りができたらな~と考えています。
また次回の活動報告をお楽しみに!
~追記~
今回、苗木準備以外にも、前回取り組んだ西之湯海岸清掃の続きをしました!
フレコンバック(1000L袋)で9袋分の漂着ゴミを集めました。
十分に、一つの活動になるくらいの作業量です(汗)
▼Before
▼After
▼今回はゴミ袋に入らない大きなゴミのみ、トン袋で9袋集めました。
▼紐に結び付けてゴミを回収するのは重労働。。本当にお疲れ様でした。